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クマの動物研究

動物による事件とブログ初心者の記事を取り扱い中

ヒグマによる獣害、日本史上最悪の「三毛別ヒグマ事件」1️⃣

今週のお題「感謝したいこと」

怖い話を聞くと、生きていることに感謝したくなります。
今回の本当にあった怖い話はヒグマ。

猛獣の話を調べていて、日本でこんな恐ろしい事件があったんだと息を呑んだのでご紹介。

まずは主役のご登場!
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ヒグマ

毛ふっさふさ。可愛いですね。
猛獣なのに愛されるのはこの見た目故。

動物園で飼われているイメージですが、日本の山奥には野生の熊が棲んでいて、時々、人里に降りてきてニュースになったりしますよね。

エサを求めて民家に侵入してくるわけです。
食材を盗られるだけならまだしも、窓ガラスが割られたり、冷蔵庫が破壊されたり、かなりの出費がつきまとう。

それでもお金ですむのならまだ安い方ではないでしょうか。命をとられることを思えば…。

「食べる物だけほしいんです。この冬を越せるだけの食べ物さえあればいい。ご飯をくれたら大人しく帰るよ」
と言ってくれるような、どうやら野生のクマというのは、そんなに生易しい生き物ではないようです。

調べていくうちに彼らには驚くべき習性があることを知りました。
恐ろしく猟奇的な習性が…。

目次

日本史上最悪の獣害事件【三毛別羆事件】

(さんけべつ、ひぐま、じけん)
さんけべつ、とは惨劇の舞台となった北海道苫前郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)のこと。
六線沢という場所に開拓民の村があったそう。


大正4年、12月9日ー12月14日にかけて、その村で起きた、日本史上最悪の被害を出したクマによる食害事件。

概要としてはーエゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡した。結果的に討伐隊により熊が射殺されたことで事件は終結。

このヒグマの体重は340kg、体長は2.7m。
…エゾヒグマって大きいんですね。


出遭ったら逃げるしか生きる道はないと思うんですけど、熊って逃げるモノを追いかける習性があるので、急に走って逃げちゃダメなんですって。

この巨体で最高時速50〜70キロ。
軽トラが追いかけてくるようなもの。人間の足で逃げきれるわけがありません。
なので、目をあわせたままゆっくりあとじさるべきといいますが、いきなりこんな巨体な熊が自宅に押し入ってきたら。
三毛別の人々にそんなことをする余裕はあったのでしょうか。

最初の被害

12月9日、沢の上流に居を構える太田家。

最初にヒグマの標的になったのはこの家の住人たち。
朝から昼にかけて突然襲撃を受けました。

当時、男たちは仕事に出ており、家には女子供だけ。

この家に養子にきた男の子(当時6歳)。
そして当主の内縁の奥さん。
2人が犠牲になりました。

ヒグマは奥さんの遺体を持ち去り、雪積もる木の根本に埋めていたといいます。奥さんを取り返しにきた村の男たちは血に染まった雪の中からその一部を見つけて無念の思いで村に持ち帰ります。

通夜

その夜、太田家では2人の通夜が行われていました。
皆が哀しみにくれる中。
ヒグマが家の壁を破って、押しいってきたのです。

2度目の襲撃に人々は心底驚き、恐怖したでしょう。
幸いにも朝とは違い、通夜のため人が集まっており、熊を警戒して銃器が持ち込まれていた為、銃声一発でヒグマは逃げていきました。
被害は出なかったのです。

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途中ですが少し解説

しかし、ヒグマは何故、1日に二回も同じ民家を狙ったのでしょう?
最初に太田家に現れた時、家の庭先にトウモロコシが干されており、それを狙ったようです。そんな熊の姿を見つけた奥方が声をあげたことで興奮状態に陥り、人間を襲った。

では二回目は。
クマの目的は何だったのでしょう。

それは村人たちが取り返した奥方の遺体だ、と推測されています。松の木の下に埋められた脚と頭蓋の一部は保存食だった。それを奪われたので取り返しにきた、と。
本当なら執念深い生き物です。
わざわざ奪い返しにくるとは…。

実はこれはヒグマの性質。
この個体が特別変わっているわけではなく、他の熊による被害事例をみても、人間が奪われた物を取り返したことが原因で、狙われることがあるようです。

例えば福岡ワンゲル部の場合

昔、北海道の山奥でヒグマにとられた荷物をとりかえして逃げた学生たちが2日間にわたり山中で追い回され、3人が亡くなったという痛ましい事件がありました。

最初にヒグマが学生たちの持ち物を漁ったのですが、その時点で荷物は熊の物になったわけです。

取り返すということは、ヒグマから「奪う」ということ。
彼らヒグマは自分の持ち物に非常に強い執念を抱きます。奪われたら必ず取り返す。
奪い返すのは本能なのです。
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奪った相手を敵として認識する

敵を排除する、というのは動物全般につうじる本能。わたしたち人間だって家に強盗が入ってきたら、出ていってほしいと思いますよね。

熊の家(テリトリー)は山です。
もし家の住人に目をつけられたらさっさと出ていきましょう。山の中にいる限り、命をつけ狙われることになります。
今回の場合も同じ。ヒグマは「保存食」を人間に奪われた、と思ったのでしょう。

そして、事件は悲惨の一途を辿る。


↓2️⃣に続きます。ご覧ください。
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↓三毛別事件は本にもなっています。

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  • 発売日: 2013/03/01
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