恐怖の村シリーズー検索してはならないー

日本にはいわくつきの村が存在するという。深い山や森の奥に位置し、他の集落との関りを断ち切っている。口減らしや密教など、現代にはそぐわない慣習が残り外部の文化を厭うー。

 

噂は昔からありました。

今でも存在するのか?

インターネットで検索してはならないといわれる村々は…。

 

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恐怖の村

 

熊ちゃん

検索しちゃいけないんだろ? 検索するなよ。

 

クマ

心配するな。大丈夫だ。

 

日本の都市伝説にはいくつかの村が恐怖の対象としてしばしば出てきます。映画「犬鳴村」などはそういった村をモデルに描かれたもの。真偽のほどはともかく、オカルトファンには危険な場所として当然のように認知されているのです。

 


何が大丈夫なんだよ。

 

ここで紹介する6つの村もいわくつき。血と恐怖にいろどられた集落をご覧ください。

 


おい、何が大丈夫なんだ⁉

 

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犬鳴谷村

 

映画「犬鳴村」のモデルになった村。福岡県に実在した集落で現在は日本地図から抹消されている。ネットで「けして行ってはならない場所」といわれている。

 


地図から抹消されるなんて一体何があったんだ?

 

2022年現在、使われなくなって久しい旧犬鳴トンネル。立ち入り禁止となったその公道の奥にはバリケードが敷かれているという。

それを超えてなお進むと「コノ先、日本國憲法通用セズ」という看板が。

 

その先には村があるのだとか。

 

外部の人間がその村に近づくと村人に殺される、などと噂されているので怖いもの見たさに探そうとする人があとを絶ちません。犬鳴谷村の詳しい情報についてはこちらをご覧ください。

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樹海村

 

これも映画「樹海村」で題材になりました。富士の樹海のどこかにあるといわれる村。死の名所といわれる青木ヶ原樹海に死のうと足をふみいれたものの死にきれずにさまよう。そんな人々によってつくられた集落があると。

 

熊ちゃん

本当にそんな村があるのか?

 

あったら行政がなんとかするでしょう。

 

ご存知のように富士の樹海は公園であり、散策コースがあったり、名物の樹氷を観るツアーが盛況だったりと意外に観光地でもあります。

 

自死の名所という望まぬ名を返上するために自治体や応援団体がパトロールし、迷える人々を保護して回っている。そんな場所で人が集まって生活していたら見つかってしまうはず。

 


じゃあただの噂?

 


あるいは…

 

生きた人間が立ち入ることは困難な場所にあるのかもしれません。

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坪野鉱泉

 

映画「牛首村」のモデルになった坪野鉱泉。正確には村ではなく、ホテルです。

今は閉業しており、廃墟と化したホテル坪野。

 

北陸最恐の心霊スポットです。

 

熊ちゃん

ひー、嫌な予感しかしない!

 

この心霊スポットに出かけて2人の少女が行方不明になったことで、一層その名が世間に知られるようになりました。後に少女たちは遺体となって海からひきあげられましたが、そんな恐ろしいことがあったにも関わらず、今でも「立ち入り禁止」となった廃墟に忍びこんで肝試しをする若者があとをたちません。

 

そして、その多くが何がしら怖いものをみて帰ってくる。

 

  • 失踪したオーナーを見た
  • 部屋で首つり死体を見た
  • 仲間が消えた

 

不穏な噂が絶えないため「けして行ってはならない場所」に指定されています。

 

映画「牛首村」の撮影にはこの坪野鉱泉が使われたのですが、その撮影中にも怪奇現象が起きたとか。

ウシノクビに相応しい話です…。

 


ウシノクビって…なんだ?(泣)

 

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火祭村

 

クマ

安心してたもれ熊ちゃん。次は創作だぞ。

 

熊ちゃん

本当かよ…(泣)

 

怖い話が続いていますので、この辺りで創作の世界から有名な村をひとつご紹介。

火祭り村。

 

どこかの山奥にあるという小さな村。村人たちは火の神ホムラを崇拝し、神への感謝と崇高の念を表すために供物をささげるのだという。

 

 


きゃああああ!

 


落ち着けよ。ただのイメージだ。

 

生きた人間を火あぶりにして火の神への捧げものとする、生贄の慣習が残る火祭り村。

恐ろしい内容に肝が冷えるほど美しい絵がTwitter上で大人気。創作上の村なのでどうぞ安心してお読みください。

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福田村

 


つ、つ、次も創作物か?

 

いえ、これは実際に起きた殺人事件です。

 

都市伝説でもネット上の噂でもなく史実。それだけに残酷な表現を含みますので、記事を閲覧される際は十分ご注意ください。

 


関東大震災、知ってるか?

 


ああ…大昔に起きた大きな地震かな?

 

1923年(大正12年)9月1日11時58分32秒に起きた最大規模の大地震。死者・行方不明者数は10万人以上と未曾有の災害であった。

 

神奈川県、東京を中心に広範囲で起きた。日本の中枢機能が壊滅的な被害を受けたためにそれはそのまま国家機能の麻痺に繋がり、政府は救助と統制の回復の両面をこなさなければならなかった。

 


大変だったんだな…。でもその地震がどうしたんだ?

 

震災で混乱を極める中、こんな噂が流れたのです。

 

「朝鮮人が井戸に毒を流した」

 

朝鮮人が日本人を殺そうとしている、混乱に乗じて暴動を起こす計画をたてているー。

 

流言はマスコミや警察、社会派の人間の口から民衆に伝わりました。

日本人は怒り、憎しみを募らせた。震災で家や家族を失った悲しみがすべて朝鮮人にむけられたのです。

その結果、何がおきたか。

 

朝鮮人への暴行です。

何もしていない朝鮮人が自警団や警察によって捕まり、暴行を受けた。

 


流言てことはウソなんだろ?

 


そうだ。毒を流したなんてデマだ。

 

日本人は根拠のない噂を信じて暴挙に及んだ。 

 

ところで日系の方々は同じ顔をしているので日本人と区別がつきませんよね。そのため日本人がたたきのめした人の中には中国人や同じ日本人も含まれます。うまく言葉が話せないという理由で嫌疑をかけられました。

 

そんな! 聾啞の人だっているのに

 

聴覚障害者、関東圏に働きに出てきた地方出身者も方言が理由で暴行を受けた。

福田村に立ち寄った薬売りたちがまさにそうでした。

 

香川県から出てきた彼らは千葉県の福田村というところにさしかかったところで「朝鮮人ではないか」と疑われ、自警団に集団暴行を受けます。

 


日本人とは思えぬ、猿にも劣る蛮行だ。

 

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六線沢村

 

最後は日本史上最悪の事件が起きた村を紹介します。

 

今からおよそ100年前の北海道。

苫前(とままえ)郡苫前村三毛別(現:苫前町三渓)六線沢(ろくせんさわ)という場所に開拓民の村があった。村はある事件が原因で消滅した。

 


カイタク?

 

昔の北海道は手つかずの大自然。本土からたくさんの人が渡り、開墾したのです。

事件はそんな開拓時代に起こりました。

 

山からおりてきた一頭のヒグマが村人を次々に襲ったのです。村は警察に救助を請いましたが、駆けつけた警官隊の手にはおえず軍隊に救援を要請。実際には救援が到着する前に地元の猟師が仕留めた。世界的に有名な熊害事件。

 


なんでそんなに有名なんだ?

 

女子供あわせて7人(ヒグマに受けた傷がもとで亡くなった男性をいれると8人)。これはギネスブックに載る世界の獣害事件で12番目の被害者数であり、熊害としては12人の死者を出したマイソールの人食い熊に次ぐ2番目の惨事になります。

 


熊って人間を食べるのか⁉

 


食べるね。それもいちど食べると人間しか口にしなくなるともいう。

 

三毛別のヒグマから逃れるために六線沢の人々は隣町に避難しました。

ヒグマが倒された後も戻ることはなく、村は地図から消えたのですー。

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村シリーズまとめ

 

というわけで今回は6つのいわくつき村を紹介しました。日本にはまだまだ不可解な場所や事件が多数存在します。クマの動物研究では様々な事件事故を扱っていますのでご回覧ください。

 

 

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