子どもには厳しいライオン社会

驚きのライオン社会

 

ライオンはオス1頭~3頭、15頭までのメスと幼獣からなる群れ(サブプライド)で分散し、生活する。

生後2~3年で群れから追い出されたオスは、別の群れに入るまで、同じ群れにいたオスと共同で生活する。

 

プライドのオスたち

 

オスは基本的に別のオスからメスを守る。

 

群れをのっとったオスは群れの中の幼獣を殺し(子殺し)、これによりメスの発情を促し、自分の子孫を残しやすくする。

 

ライオンは狩りの名手ではない⁉

 

無敵のイメージが強いライオンですが、その狩りの成功率はけして高くはありません。

 

  • 走行速度は時速58㎞
  • 250mしか維持できない
  • 追跡はすぐに諦める

 

ガゼルなど他の草食動物が時速60~70㎞で走ることを考えると、追いかけっこになると不利です。そのためライオンの狩りは奇襲が鉄則。草むらから音もなく近寄り、相手が気がつく前に一気にカタをつけます。

 

ライオンは何を食べる?

 

ライオンは主に中型~大型の哺乳類を食べます。

他にはインパラ、イノシシ、鳥、ウサギ、爬虫類、昆虫など。野菜や果物をとらない代わりに体内でビタミンが合成されるのは有名な話ですね。

 

主に夜間に狩りを行いますが、主役はメス。集団でエモノを取り囲み、喉にかみついて窒息死させます。

 

赤ちゃんライオンの生存率63%

 

サバンナという厳しい環境において百獣の王といえど日々を生き抜くだけで大変です。子供のことは後回し。まずは大人が生き延びることが優先。

 

そのため赤ちゃんライオンたちにはなかなか厳しい現状です、

 

  • 生後2~3年で追い出される
  • 他のパパライオンが来たらEND
  • アフリカスイギュウに踏みつぶされる
  • 飢餓

 

先述のとおりオスは大人になると群れを追い出されます。群れに残っていると他のメスの気をひいてしまうからです。

既存のオスが群れを牛耳っているので残ることはできません。

 

メスを奪い合うライオン社会。

逃走に敗れればメス以外はすべて殺されます、子どもと言えど容赦はありません。自分の血を残すための本能なのですね。

 

サバンナにはライオンでさえ太刀打ちできない超大型の生物がいます。ゾウや牛の群れが襲ってきたら最強王者といえど逃げるだけで精一杯。

巨漢に踏みつぶされたら子供でなくてもアウトです。

 

狩りの後はまず親がエサを食べ、余剰分が赤ちゃんたちに与えられるのですが、なければご飯抜きです。餓死する赤ちゃんライオンも少なくありません。

   

ライオン社会のまとめ

 

というわけで今回は子供には厳しいライオン社会をご紹介しました。当サイト「クマの動物研究」には多数の動物事件の記事があります。お目当ての動物の名前をサイドバーの検索窓に入力してみてください。

 

 

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