クマの動物研究

世界の猛獣事件を研究中

グリズリー(灰色熊)の事件まとめ。モルタナの化け物を始めとする危険なケース。

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ここではアメリカのグリズリーにしぼって事故事件をまとめました。有名なグリズリーマンからたてつづけに襲撃事件が起きたモルタナ州、さらにはニッチな事故まで。アメリカグマの事件ならこれを読めば網羅できます。

 

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グリズリー(灰色熊)

学名Ursus arctos horribis

 

アメリカヒグマともいう。北アメリカに生息するヒグマの亜種。日本にいるエゾヒグマとは種類としてかなり近く見た目も似ている。グリズリーの方が筋肉がもりあがっているので見た目はやや丸っこく、テディベアのよう。

 

クマの種類はこちらを▼

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平均的な体格はエゾヒグマと同じ。

オスの平均体重は260㎏、メス170㎏。

最大クラスになると450㎏。過去には500㎏を超えるものも。

 

この巨漢で走る速さは国道を走る車並みの50キロ。トップスピードは60キロを超えるともいう。

 

泳ぎも得意で湖のような広い場所で泳いでいるところも目撃されている。

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若いうちは木登りが得意。成長し、体重が増加するほどに登らなくなる。

 

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熊ちゃん

最強じゃないか

 

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クマ

確かに天敵らしい天敵はいない。

 

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グリズリーの主な食べ物

 

シカや牛などの大きな草食動物からウサギなどの小さな小動物、サケやマスなどの魚、ベリーや山菜にいたるまで食べられるものは何でも食べる雑食性。大きな身体を維持するために常にカロリーを欲しています。

 

さらに稀にですが、人間を襲うこともあります。

 

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熊ちゃん

襲うって食べるためじゃないよね?

 

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クマ

ごく稀にだが食べることもある。

 

ただそれは結果としてそうなったのであり、野生のグリズリーは人間が食べられるものだとは知りません。

 

事故などで誤って人間を襲ってしまう。

 

血の味を知ると学習してしまう。人間は食べられる物なのだ…と。

 

学習したクマは人間ばかり襲うようになります。

そう、人喰いになってしまうのです。

 

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グリズリーが起こした事件

 

ここからは人間への被害事例をご紹介。アメリカのグリズリーにしぼっていますので、ロシアや他の国のクマ事件に関してはこちらをご覧ください。

 

クマを愛しすぎて食べられた

 

2003年10月6日

アラスカ州カトマイ国立公園内で男性と女性がクマに襲われて亡くなった。2人の遺体はほとんど食べつくされており、駆けつけた救助隊が最初に発見したのは男性のカケラだったという。

男性はグリズリーマンと呼ばれるほどのクマ愛好家でふだんからクマを観察していた。

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クマに近づきすぎて食べられた

 

2012年8月24日

アメリカのアラスカ州デナリ国立公園

グリズリーを近距離で撮影していた旅行者が襲われて死亡した。先述のとおりヒグマは時速50キロ以上で走る。動物の専門家によると「クマからは400m以上の距離をとり、近づいてきたら離れるべき」というが、それでもわずか8秒で到達する。

ヒグマの棲む場所には近づかず、姿をみかけたらそっと立ち去ることが肝要。

 

サイクリングロードで遭遇事故

 

2016年6月29日

アメリカ北部モンタナ州。グレイシャー国立公園近くでサイクリング中の男性が運悪くグリズリーに遭遇し、襲われて死亡した。

 

親子熊にバッタリで不運な瀕死

 

2016年10月1日

アメリカ北部モンタナ州マディソン郡でハイキングに来ていた男性が子連れのクマに襲われた。クマスプレーをふきかけたが効果はなかったという。

 

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熊ちゃん

クマスプレーって効果ないの?

 

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クマ

いや、クマは途中で襲撃をやめており被害者は命が助かっているので、まったく効果がなかったとは言えないのではないか。

 

また子育て中の母親グマは警戒心が強く大変キケンです。自然で出会わないことを祈りたいですが、彼らの環境に入るならクマスプレーは必需品です。

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くり返されるモンタナの悲劇

 

2021年7月6日

アメリカのモンタナ州の町でキャンプしていたサイクリング旅行中の女性がグリズリーに襲われた。仲間が追い払ったものの死亡した。

 

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モンタナ州、多いな!

 

アメリカで最もグリズリーが多く生息している場所です。

とはいえモンタナ州では過去10年でグリズリーによる死亡事故はこれらのみ。とりわけ多いわけではない。それは同じくクマが生息する日本で2021年だけで死傷者の数が12人(死者4人負傷者8人)なのをみれば分かります。

 

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熊ちゃん

しっかりクマ対策がされているんだね。

 

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クマ

そういうことだな。逆に日本は過去最悪の被害となってしまった。

 

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最近のクマは変化している?

 

日本においてヒグマの事故は近年ふえています。これはエサの減少やそれにともなってクマが木の実を求めて移動するためですが、他にもふたつの原因が考えられます。

 

 

ひとつはクマと人間の距離が近くなっていること。

山をきりひらき住宅街を造ると当然クマは住処を追われることになります。山が減るのでそのぶん彼らの食料も減る。お腹をすかせたクマが市街地におりてきて人間の食べものをあさる。人間の食べ物はクマにも大変おいしく、いちど味をしめるとまたやってくるのです。

 

ふたつめはクマの変化です。

元来、クマという生き物は人間を怖れます。何か理由がないかぎり自然で出会ってもクマの方が逃げていくのがふつうでした。

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クマ

それゆえにクマよけの鈴は意味をもっていた。

 

しかし近年では人間を怖れない進化したクマが増えています。新世代のクマたちは人間の食べ物をあさるので人間を見慣れており、恐怖することがありません。これはクマと人間の生活圏が近くなったために生まれた問題です。

 

人間を怖れないのでとうぜんクマよけの鈴も怖がりません。

 

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熊ちゃん

スーパークマだな。

 

むろんすべてのクマがそうだというわけではありませんが、これからこういう進化したクマは増えていくでしょう。われわれ人間側が何か手をうたないかぎり犠牲者もそれにともない増えていく可能性は否めませんー。

 

進化したクマたちの饗宴▼

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