ここではアメリカアリゲーターの事件をまとめています。アメリカでは自然に生息しているワニ。基本的に人間とは離れて生活しているので無害な存在ですが、ハリケーンなどで河が増水したり氾濫すると住処から住宅地に流れてくることがあります。
混乱状態とエサ場から離れたことでその場にいる人間を食べてしまうことも。
というわけで今日はアメリカアリゲーターだ!
ワニかあ。すごい目力…。
アリゲーターとは。
ワニ目アリゲーター科爬虫類の総称。中でもアメリカに棲むアリゲーターは実際に人を襲い食べてしまったことがある。
今日はそんなアメリカアリゲーターについて深掘り!
アメリカアリゲーターとは
別名ミシシッピワニ。
その名の通り米国南東部に生息。
トカゲと同じ爬虫類ですが、体長はなんと最大6メートルにもなり、トカゲには無い強力なあごと歯をかねそえている危険生物です。
爬虫類ってなんだ?
地を這うものという意味です。なお、虫ではないよ。
ちなみにワニは鳥の縁戚。
一部の恐竜は鳥から進化したといいます。
ワニの姿を見るとそれも頷けます。翼竜から進化したなら彼らの祖先はかつて空を飛んでいたことになりますね。
生息域
アメリカアリゲーターは河川や湖、湿地帯に棲んでいます。
ワニって暑い場所に棲んでいるイメージだったよ。
そう。温かい場所が好きだね。だから北部のワニは眠って越冬するんだ。
変温動物なので寒さに弱いのです。
温和な性格だが怒らせると危険
足には水かきがついており、すばやく泳ぐことができます。
温和で大人しい性格ですが、ほかのワニ同様、かれらのなわばりにうかつに入ってしまうと敵とみなされるので要注意。
ワニは獲物をこまかくかみ砕くことができないので、鹿や人など、大きな哺乳類を食べる場合はかみついたまま体を回転させる「デスロール」という大技で強引に引きちぎります。
哺乳類も食べる
主食は魚、虫、鳥類、ヘビ、貝など。先述のとおり哺乳類を襲うこともあり、イノシシやピューマなども食べてしまいます。
熊も食べるの⁉ ひいいいいい!
大型陸生動物では敵なしといわれる熊でさえ食べてしまうワニは、淡水域の食物連鎖の頂点にたちます。
その寿命は35年から50年と長めです。
そんな最強の捕食生物ですが、一時期はその数が激減しました。
原因は乱獲。
バッグの材料になることから人間により捕らえられた背景があり、今ではすべての種がワシントン条約にリストアップされています。
野性のワニがいるアメリカでは人間との事故も起こっています。
ディズニーリゾート事件
2016年6月16日。
米国フロリダ州オーランドにあるディズニーリゾートのホテル前にある人口湖で小さな男児が家族の目の前でワニに連れ去られる事件が発生。後に子供は遺体で発見された。
湖は人工的に造られたものだが、自然湖につながっていた為、陸地を歩けるワニが侵入したものとみられている。
映画にもなった恐ろしい話
もうひとつ実際にあった話を。
アメリカのルイジアナ州。
巨大なハリケーンが到来し、広範囲で増水。
ワニが本来の住処からあふれた水の流れにのって市街地に放り出されてしまった。
運悪く、外を歩いていた男性が襲われた。
男性はなんとか逃れて自宅へ逃げ込む。
妻が手当をするも男性のケガがひどく助けが必要と判断。動けない夫を自宅に残して、ボートで救援を呼びにいった。
妻がレスキューを連れて戻ると夫の姿が消えていた…。
そして付近で大型のワニが発見される。地元の魚類野性生物局が捕獲して解剖したところ、体内から男性のものと思われる遺体が出てきた…。
この話を基に映画「クロールー狂暴領域ー」が作られました。
「クロールー狂暴領域ー」
2019年に公開されたアメリカのホラー映画。カテゴリー5の超大型ハリケーンがフロリダに接近する中、主人公のヘイリーは連絡がつかない父を心配して家にむかう。家の地下で父はワニに襲われて身動きがとれない状況になっており、助けにきた人が食べられてしまう…。
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以上、アメリカアリゲーターでした。
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