ウクライナ侵攻の理由は?
なんで戦争しているの?
続きです。
NATO【北大西洋条約機構】の東方拡大
NATOは、元は東西冷戦時代にソビエトに対抗するためにアメリカが作った軍事同盟。
大戦が終わり、比較的平和な時代が続いたことで多くの国が経済的にゆとりも出始めたことからこのNATOへの加盟を望んだ。
平和と経済はセットだからね。
そう、戦争をすると散財する上に経済が停滞する。どこの国もやりたくないんだ。
実際、現在のロシアは世界中から強い経済制裁を受けています。
プーチンさんは守られているからいいかもしれませんが、彼以外の国民にとってはたまったものではありません。
- 世界中から金融制裁
- 格付け会社がジャンクと認定
- 戦争で多数の死者
- 世界中の企業がロシア撤退
有力者たちがアメリカにもっている資産が凍結されたことに始まり、SWIFT(国際銀行間協会)がロシアを排除することを決定。
海外銀行からしめだされると貿易取引が困難になるので、今後ロシアの市場は多大なダメージを受けることが予想されています。
また連日ニュースでいわれているようにマクドナルドやスターバックスなどアメリカの企業をはじめ、世界中の会社がロシアから撤退し始めました。
YouTubeもロシア国営メディアの収益化に制限をかけたんだってね。
Googleまで動くとは少し驚いた。あちこちで影響が出ているな。
1999年にポーランド、チェコ、ハンガリーが、2004年にはバルト三国がNATOに加盟。
こうした動きを東方拡大といいます。
これにロシアは反発してきた。
なんで?
ロシアが警戒する東方拡大
西側からせめこまれた過去をもつロシア、安全保障の観点からNATOの東方拡大に強い抵抗感をもっています。
西側からNATO加盟国が増えてじわじわとロシア側へと近づいている。アメリカの傘下が増えていく、加盟国にはNATO軍が基地を作りますから実質アメリカの息のかかった軍隊が傍にいるわけで、ロシアにとっては不愉快極まりないわけです。
プーチン大統領が言った。話が違うと。
話って?
どうも1990年代にアメリカ国務長官とソビエトの書記官長の間で交わされた口約束についてのことのようです。
東西ドイツが統一する際、東ドイツに駐留していた10万人のソビエト軍を撤退させるためにアメリカはNATOを東側(ロシア側)に拡大しないと約束した。
とプーチン大統領は主張。
書面や記録などは一切なく、当事者にしか真相は分からない。
ロシアの要求と開戦
2021年、プーチン大統領はアメリカとNATOに対してロシアの安全保障という名目でこう要求をした。
ウクライナがNATOに参加しないよう法的拘束力をつけて約束を。東ヨーロッパに駐留するNATO軍と軍事施設も減らすことを求める。
これに対してアメリカは。
ウクライナにはウクライナの主権がある。ウクライナがNATOに加盟するかどうかはウクライナが決めることで他国が口出しするのは間違っている。
アメリカのいう事がもっともすぎる!
このやりとりの後、ロシアはウクライナのまわりの国で軍事演習をはじめるなど戦争の準備に入りました。
ウクライナ侵攻、何が原因かというのは、このアメリカの言葉をプーチン大統領がどう受け取ったかに尽きると思います。
ウクライナ侵攻の理由
今回は2ページにわたり「ロシアのウクライナ侵攻」の理由について解説してきました。
なぜ、戦争をするのか?
という疑問に対してはロシア皇帝の考えひとつとしかいいようがありません。
人はなぜ戦争をするのかなんて疑問に答えられる者はいないだろう。
個人的には戦争をする理由なんてどうでもいいと思います。
いま必要なのは即時停戦と解決。原因と言う名の言い訳は、戦争が終わった後にロシアの歴史学者によって記されるでしょう。
ロシアにサイバー攻撃
ウクライナに侵攻したロシアに対して静かな怒りをぶつけた人々がいます。アノニマス。国際ハッカー集団がロシア政府にむけてサイバー攻撃!