今週のお題「最近見た映画」

みなさん、こんにちは。クマは今、「ホワイトハウス・ダウン」という映画にドはまり。なんと4日連続で観ています。

観過ぎだわ。Amazonプライムビデオにはその一本しかタイトルがないの?

だってさ熊ちゃん、面白いし観やすいんですよ。どんな映画か、クマが教えてあげる。
目次
映画「ホワイトハウスダウン」
もうタイトルからしてアメリカの映画です。
アメリカ合衆国の大統領が住まう白亜の宮殿、ホワイトハウス。
武装集団に占拠され、大統領が捕まってしまい、シークレットサービスやら軍やらが奪還に向けてわちゃわちゃする、というお話。
ちなみに右に映っているスーツ姿の黒人男性が大統領。
左が主人公のジョン、シークレットサービス(志願)です。
主人公が大統領を助け出す話。
サブタイトルをつけるとしたら。
「議会警護ジョン・ケイルの最悪な1日」
議会警護、議員さんを守る人。
日本ではエスピー(警備警察)にあたります。総理大臣を守るのもSPですが、アメリカでは大統領を守るのはシークレットサービス。
分かれているんですね。
議会警備として職務に励む主人公ジョン。
その一方でシークレットサービスを目指す。
理由は娘のため。
娘のエミリーは大統領フリーク。
最近、年頃の娘と仲がギクシャクしている。ジョンは娘に信頼されるために大統領の警護職員を志願。
SPが好きならオススメ
SP(セキュリティポリス)
日本では警備警察のことであり、同タイトルの超人気作品がありますね。岡田准一が主演を務めた「SP」です。
アクションが派手でしたが、本場ハリウッドはスケールが違う。RPG、ミサイル、大爆発。
アクション好きなら見逃せません!
一連の流れ
非番の日、ジョンはシークレットサービスの面接を受けるために娘を連れてホワイトハウスを訪れる。
お休みなので一般の観光客として。
大統領と政治が大好きな娘エミリーにホワイトハウスをみせてやるという目的もあったわけです。
運悪く、この日、テロリストが宮殿を襲撃。
シークレットサービスが全滅。
大統領のソイヤーは孤立してしまう。
巻きこまれたジョンは娘とはぐれてしまい、捜している途中で大統領と出会う。
ちなみにテロがホワイトハウスを襲撃する前にシークレットサービスの面接を受けたジョン。
見事に落ちています。
面接を落ちた後、娘のエミリーとホワイトハウスを観て回るツアーに参加。その最中にテロが起きた。
娘とはぐれてしまったジョン。
テロリストがうろつく宮殿内で慎重に捜索していると、敵につかまっている大統領を見つけてしまう。
敵の隙をついて大統領を助けだし、一緒に逃亡。
あらすじだけ見れば、運の悪い主人公の「人生最悪の一日」です。
ダイハードが好きならオススメ
わたしはダイハードが好きです。
爆破、銃撃にコミカルな黒人、軍人、飛行機に軍用ヘリ。
いいですねえ、どれもアクション映画には不可欠です。
頭を使わずに観ることができる系。
ただダイハードよりも面白いか? といわれると、それはどうかなという感じ。
何故なのか考えてみました。
●ストーリーが出来レース(一本調子)
●主人公が大怪我をしない(謎)
●主人公に自己主張がない(キャラが弱い)
ストーリーが出来レース
ホワイトハウスダウン。ストーリーが先にあり、それに合わせてキャラが動いている感が否めない。
ストーリーの枠を超えてキャラが輝くということがないのです。
面白いアクション映画とは総じて、これでもかというほどラストに向かって主人公が追い詰められていく。
ダイ・ハードがいい例。
監督や脚本家が決めたアクションの設計図。
その枠を俳優がぶち破る瞬間に、面白さが決まるのです!
ブルース・ウィルスですね!
「ホワイトハウスダウン」の主人公ジョンは、その枠の中で終わったヒーロー。
ただ、それだけにストーリーはよくまとまとっています。
主人公が大怪我をしない
雨のように銃弾をあびながらもほとんど怪我をしていないようにみえるジョン・ケイル。
不死身の男ジョン・マクレーンですら、毎回大怪我をしているというのに(あれこそ死なないのが不思議)どんだけ〜ですよ。
どっちもふっしぜーん!
主人公のキャラが弱い
自己主張をあまりしない控えめな男ケイル。
大統領を前にすればそうなるのは当然としても映画の主人公としては弱い。
同じジョンでも、マクレーンは「イカれた男」が売り。
悪人を見つけるといきなり撃つ。←乱暴。
撃たれて笑ってる。←イカれてる。
笑いながら撃ってる。←イカれてる。
こちらのジョンはまとも。
イカれ度が低いんです。低すぎる!
アクション映画の主人公は、どれだけ頭のネジがふっとんでいるかが肝要です!
主人公ジョン・ケイル
ジョンは元軍人。
銃器の扱いに長け、身体能力も高く、議会警察という名誉ある職についているにも関わらず、シークレットサービスの面接に落ちました。
どうやら学歴職歴に問題があるようです。
シークレットサービスは、文武両道のキャリアしかなれないのか。
転職大国でも職歴が多すぎるのは眉をひそめられるようです。
面接官にけなされ、帰らされるケイル。
しかし宮殿が襲撃され、帰るに帰れなくなり、テロリストに捕まってしまう。
なんとか逃れたものの大統領を助けてしまったことから、守る羽目に。
勝手なシークレットサービス
ケイルと大統領を宮殿から脱出させようとする対策本部。
リモートで脱出ルートを指示するのは主人公を落とした面接官。
シークレットサービスの首席警護官。
面接官「大統領を守って早く脱出させて!」
ジョン「命令するな採用しなかったクセに!」
ごもっとも。
採用してくれなかったシークレットサービスにあれやこれやと遠隔で命令されながら、大統領の盾となりつつ、言われた通りに脱出を試みるジョン。奇しくもシークレットサービスの仕事を代行することになったのです。
ホワイトハウス
言わずと知れた、プレジデントとそのご家族が住まわれる純白の美しい宮殿。
この合衆国の象徴ともいえる建物を、映画の中とはいえ、木っ端微塵、跡形もなく遠慮なく、爆破してしまう監督さん達。さすが自由の国。
しかし、ダイハードといい、エンドオブといいホワイトハウスを爆破するの好きなアメリカ人。
それを観て喜ぶお客さんが多いということなのでしょうが、それだけ国民の不満が大きい、ということでしょうか。
日本ではそういう映画は見かけませんね。
不満がないのでしょうか?
「エンドオブホワイトハウス」
「エンドオブホワイトハウス」も観ました。
あれもシークレットサービス✖️大統領一家✖️アクション映画ですが、なかなかしんどい内容でした。何がしんどいって。
●殺戮シーンが多い
●とにかく残虐
●血や殺人が多い
この「ホワイトハウス・ダウン」はその点比較するとかなり軽め。銃撃シーンは多いですが、人が死ぬシーンはあっさり流され流され。
とにかくテンポが早いので敵さんが倒れても、視聴者は遺体をみる必要がない、カメラワークがよく、血や殺戮があまり得意ではない方にはオススメです。
逆にハードがお好きな方はエンドオブ。