大好評「村シリーズ」!
今回は火祭り村を紹介します。そう、ネットを席巻したあの話題の村。
「恐ろしい…」
「美しい…」
「怖いのは苦手なのに見てしまう…」
いったいどんな村なのか?
なななな何だ⁉
︎
火祭り村です。
漫画はイメージです!
イメージ⁉
怖い話を専門に扱うクマの動物研究。今夜は「火祭り村」です。それではさっそく解説していきましょう!
恐怖! 燃ゆる火神の村とは⁉
火祭り村
マッチングアプリで恋人を探していた男性に近づいてきた女性。
いっけん無垢で美しい。
それは火祭り村の村人でした。
交際が始まり、ほどなく婚約した2人。
「自分の身内に結婚の挨拶をしてほしい」
女性の言葉に男性は何の疑いもなく応じ、2人は彼女の村へと向かいます。
迎えに来た彼女の親戚が運転する車はどんどん山奥へと入っていきました。
男性の視界に、こんな物が映ります。
火祭り村があるのは山奥。
村人はみんな親戚という小さな村。
その入り口は塀と錠前に閉ざされている。
男性は不気味に思いながらも村人の「景観保存区域なので」という言葉に納得し、塀の奥へと足を踏み入れます。
ガシャン。
背後で鉄の錠がおろされるー。
男性の胸が嫌な音を立てます。
異常な村の習慣
小さい以外は、いたって普通の村。
ただそこで行われていたことは異常でした。
奴隷制度
村は3つの家がおさめ、家名につらなる者だけが人間扱いされ、それ以外の者は奴隷としてこきつかわれていました。
当然、現在の日本で奴隷制度は認められていません。
この火祭り村では法律を無視して、未だに奴隷制度が残っているのです。
問題じゃないか。
まだいい方さ。この村にはもっと大きな問題がある。
火神崇拝と生贄
火祭り村の村人たちはみな、ある神を信仰しています。
ホムラという火の神。
村では祭りが行われます。
火の神に供物を捧げて村人全員で祈る。その供物とはー。
に、人間⁉
︎
そう、生贄の習慣があるのだ。
生きたまま火をつける。
それをみて喜び、神の恩恵を願う村人たち。
異常な光景を目の当たりにした男性は、逃げ出そうとします。
しかしー。
逃げ出すことはできません。
村のまわりは監視役の村人ががっちりガード。逃げ出そうとすればすぐに捕まってしまう。
ケータイは⁉
︎
村に入る時に没収されています。
「景観保護区域だから預かります」とスマホを取り上げられていたので、助けを呼ぶこともできません。
外と隔離された宗教施設。それが火祭り村です。ふふ…。
村の外から人を連れてくる理由
何故そんな村に男性は招き入れられたのか?
小さい村だし信者を増やすためか?
それもあります。
しかし他にも重要な役割が。
村人はみんな親戚です。
血が濃くなりすぎると赤ん坊が病気になったり奇形児が生まれる可能性が高まるので、外の血を欲していた。それゆえ村の女たちは年ごろになると外の世界に出て、健康そうな男を連れてくるのです。
子どもを成したら次は生贄。
ホムラに捧げる供物にされる。
外から来た男は村の女と結婚することで村人として認められる。そうして初めて生贄になる資格を得るのです。
カマキリみたいだな…。
用がすんだらメスがオスを食べるという。ああ、確かにな。
火祭り村とは
こ、こんなむちゃくちゃな村、どこにあるのさ?
こちらにございます。
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「火祭り村」は原作・猪爪ケイと作画enemのタッグで生み出されたホラー漫画です。
閉鎖された村と火神信仰、戦前の慣習。
その衝撃的な内容と美麗な絵が爆発的な面白さに化け、ネットで反響を呼んだ問題作。
な、なんだ。漫画の話か…。
そうだよ。火祭り村は完全創作物だ。
漫画「火祭り村」
桧村共行はマッチングサイトで出会った女性・神服火那子と結婚することに。火那子に頼まれて親戚に挨拶をするために彼女が生まれ育った村に向かった。そこは火祭り村といい、火の神を崇拝する村人たちに奴隷制度が根付く信じられない場所。火神ホムラの生贄に選ばれてしまった共行は逃げ出そうとするが…⁉
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