ジャイアントパンダの生態・事件・食物・行動・寿命


このページではジャイアントパンダの生態や行動、食生活などについてまとめています。

ジャイアントパンダ


哺乳網食肉目クマ科ジャイアントパンダ属に分類され食肉類。
別名オオパンダ。生息地は四川省など中国の一部。

パンダの生態と行動

平均的な体長は120~150cm。オスで体重は100㎏。メスは90㎏。立ち上がると170cmになる。
昼夜を問わず活動するが、薄明薄暮性の傾向が強い。
寿命は長くて26年。最高齢は34歳。
群れや家族を形成せず、基本は単独行動。
クマ科だが、冬眠はしない。

ツートンカラーの理由


白黒のツートンカラーと思われがちですが、実際には白くみえる部分はクリーム色。
パンダは基本的に単独を好むため、自然で他の動物と近すぎる距離での突然の遭遇を避けるため。また周りの景色にとけこんで外敵の目を避けるためともいわれています。

その毛はふわふわして柔らかそうにみえますが、実は意外と固い。生後1年目をすぎると豚毛ブラシなみになるそうです。

ちなみに豚毛ブラシはこちら。

靴磨き用のブラシですね。
かなり固いことが想像できます。

パンダの手は進化系⁉

通常、クマは前脚の構造上、物をつかむという動作ができません。
唯一ジャイアントパンダだけは竹をつかむことができるように進化しています。

ずっと食べている理由

腸管が短く、セルロースを多く含む竹などを食べた時、栄養摂取の効率が悪い。だから1日中、食べているんですね。

パンダの食生活


パンダは何を食べているのでしょうか?
竹? 笹?
そうですね。

食性の99%が竹や笹の葉・幹・新芽(タケノコ)という竹愛好家。
他に小型の哺乳類、魚、昆虫、果物など。
1日の55%(平均14時間)食べています。
したがって食べる量も半端ではなく、10~18㎏にもなります。

ヒツジも食べる野生のパンダ


2013年2月、中国の四川省。野性のパンダが家畜の子羊を食い殺して持ち去ったという。
このことからも小動物を食べることが分かります。

またパンダの原産国である中国では多くの個体が動物園で飼われており、飼育員や観光客が襲われるといった事故も起きています。


人を襲うパンダたち

中国の動物園で、酔っぱらった男性客がパンダ舎に侵入。抱きしめようとしたところ、パンダがおどろいて男性の脚に噛みついた。
気が付いた飼育員たちが放水でパンダを引き離し、男性は救出されたが、腹の肉をかまれるというケガを負った。

事件の詳細についてはこちらを▼
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