クマの動物研究

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コアラの生態

ここではコアラの生態についてまとめています。

 

コアラとは

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コアラ(Ⅽoala)

学名:Phascolarctos cihereus

哺乳類双前歯目コアラ科コアラ属に分類された有袋類。

現生種では本種のみでコアラ科コアラ属を構成する。

日本語ではコモリグマ(子守熊)、またはフクログマ(袋熊)と呼ばれることも。

 

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クマ

むろん熊ではないぞ。

 

生態

 

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熊ちゃん

どんな生き物なんだろう?

 

オーストラリア大陸東部の森林地帯(ユーカリの森)に生息。

平均して体長65-82cm、体重4ー15㎏。

小さな体の色は背中が灰色、腹部は白。

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タンニンや油分を多く含むユーカリの葉を好んで食べる。

小柄で攻撃力も弱く、地上には天敵が多いため、食事も排泄も睡眠も樹上で行う。

まれに木からおりて歩くこともあり、その場合は四足歩行。

単独性で群れを作らない。

 

分布図

 

コアラは熱帯雨林、ユーカリ林などに生息する。とくに川沿い、海岸地帯。肥沃な場所でユーカリに含まれる有害成分が少ない場所を好む。

 

身体的特徴

 

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クマ

メスは育児嚢をもつ。

 

 

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熊ちゃん

いくじのー?

 

 

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子供を守る袋だよ。カンガルーと同じ。

 

脂肪は少なく筋肉質で樹上生活に適応。四肢の筋肉が発達しており、樹上を自在に移動できる。人間と同じで手足の指は五本ずつ、鋭い爪がついていて木の枝などをつかむことが可能。シッポは退化していて存在しない。

 

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暮らし方

 

コアラは単独性、特定の巣をもたない。

1日のうち18~20時間以上を眠るか休んで過ごす。早朝と夕方に活動的になる薄明薄暮性。同じように木にぶらさがって生活するナマケモノと似ているように思われるが、コアラは変温動物のナマケモノと違い恒温動物。体温は36度で一定で基礎代謝が高い。

 

天敵

 

天敵は木の上にいるときは大きな猛禽類。地上におりればディンゴ(タイリクオオカミの亜種)、野生化した犬、キツネに襲われる。

 

食性

 

草食性でユーカリやアカシアの葉や芽を1日に500gから1㎏食べる。

ユーカリの葉は、昆虫や野性動物に食べられるのを防ぐため、タンニンや油分が含まれていて消化が悪い。

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他の動物は食べないこの有害な葉をコアラは進んで食べる。体が小さく、他の動物とのエサの奪い合いを制することが難しいため、ユーカリを食べることで生き残ってきた。いわば生命を存続するための進化である。

 

具体的にはコアラは匂いで有毒成分が少ない葉を選んで食べる。さらに2mある長い腸管で発酵させ、毒を分解、消化吸収する。

 

先述のとおり天敵を避けるため滅多に木からおりない。1日約20時間、樹上で眠ってすごすことでエネルギーを節約。

 

水分はユーカリから摂る。火災などでユーカリが焼けたり、猛暑で脱水症状に陥ると水を飲むために木からおりる。

 

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絶滅が危惧されるコアラ

 

コアラのほとんどはクラミジアという病原菌を保有。目が見えなくなったりする病気で絶滅の危機に瀕しているコアラの個体数減少の原因のひとつになっている。人間がワクチンを個体ごとに打つことで改善がみこまれているという。

 

他にも森林伐採や乱獲などが原因で個体数が減り続けている。主な原因はこちら。

 

  • 森林伐採
  • 山火事
  • 毛皮用の狩猟
  • 交通事故
  • 野犬による捕食

 

これらの要因により生息数が減少。さらに2019年から2020年にかけて起きたオーストラリア森林火災で急激に減少した。

 

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熊ちゃん

オーストラリアの森林火災…テレビで見たなあ

 

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個体数の減少が危ぶまれている

 

はるか昔、オーストラリア先住民がコアラを食用としてしていた。その後、ヨーロッパ人がオーストラリア大陸に到達。植民地化されるとコアラの毛皮に需要が出てくるように。

 

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毛皮?

 

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アメリカやヨーロッパなど欧米で大人気。

 

次々にコアラが狩られ、1930年台後半までに南オーストラリア州では一定の地域で絶滅したり、絶滅が危ぶまれるまでに数が減少した。

この事態を危惧した者たちにより保護活動が行われ、地域によっては数が回復し、また絶滅した地域に持ち込んで復活に成功したりと一定の効果がみられた。オーストラリアコアラ財団によるとその数は10万頭以上(推定)。

 

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クマ

しかしこの後、あの悪夢が起こる

 

 

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オーストラリアの大森林火災

 

2019年の9月に始まったこの火災は年を越して翌2020年2月まで続き、18.600.000ヘクタール*1を焼く未曾有の大災害となった。

 

世界中から救援が集まり、消火・避難活動が行われた。

消防隊員が焼け出されて弱ったコアラを抱きかかえ、水を飲ませる姿はメディアを通して全世界に放映され、人々の目に焼き付いた。

 

この火災により、5万頭いたコアラが3万頭まで減少したといわれている。

 

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クマ

オーストラリア森林火災については別記事を用意した。

 

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熊ちゃん

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コアラの生態まとめ

 

今回はコアラの生態についてまとめました。比較的どこの動物園でもみられるイメージのコアラですが、1984年に初来日するまで日本にはいなかった。オーストラリアから輸入されて一代「コアラ・ブーム」がまきおこりました。

 

あのコアラのマーチもその時に誕生しました。興味があればどうぞ。

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*1:日本の本州の約半分