犬鳴村
福岡県にかつて存在した集落。現在は日本地図から抹消されている。
けして行ってはならない場所。
まあ聞きたまえ…。聞けば怖くなくなるからさ。
嫌あああ!
と言うわけで今日は都市伝説の犬鳴村について。
ネットで噂され、映画にまでなった有名な村を詳しく解説。犬鳴村は果たして実在するのか…?
※映画『犬鳴村』のレビューではありません。
犬鳴峠
(いぬなきとうげ)
犬鳴峠という場所をご存じでしょうか?
引用:ウイキペディア
九州屈指の心霊スポット。オタク、いや好事家なら知らない人はいない有名なトンネル。
犬鳴トンネル。
何だ、心霊スポットか。
トンネルの前に「白のセダンは迂回して下さい」という看板が立てられているという。
迂回せずに入るとどうなるんだ?
- 車がいきなり停まる
- 犬をひいたような錯覚
- ボンネットに血の手形がつく
- 女の化け物が現れる
まあ、ありがちな怪談ですね。
けれど怖い思いをした人は割と多いみたいで、過去には番組アンビリーバボーでも紹介されました。
動画を貼りつけておきます。
「犬鳴峠・新トンネルを白のセダンで通るとどうなるのか」
▲閲覧注意▲
引用:ウイキペディア
しかしこれは新しいトンネルの話。
犬鳴トンネルは2つあるのです。
旧犬鳴トンネル
今はもう使われていない旧犬鳴トンネル。立ち入り禁止となっているので写真はございません。ここからはイメージ画像となります。
この旧トンネルの近くに治安の及ばない集落があるという。
犬鳴村
村に立ち入った者は生きては戻れないという。
ただの都市伝説だぞ。
犬鳴村ー都市伝説ー
都市伝説には以下のようなものがある。
①日本の行政記録や地図から完全に抹消されている。
②村の入口に「この先、日本國憲法は適用しません」という看板がある。
③江戸時代より前から激しい差別を受けていたため、村人は外部との交流を一切拒み、自給自足の生活を送っている。
④入口から少し進んだ所にボロボロになった白い車(セダン?)が置いてある。その先にある小屋には骸が山積みにされている。
⑤旧道の犬鳴トンネルには柵があり、のりこえた所に紐と缶の仕掛けがある。引っかかると大きな音が鳴り、斧を持った村人が駆けつける。
その斧で何をするんだい?
村人は異常に足が速いという、まるで犬みたいに。
⑥ケータイが繋がらない。
⑦若いカップルが面白半分に村に入り、惨殺された。
とっ、都市伝説なんだよね
そうです。だから怖がる必要はありません。
都市伝説になった理由
なぜ犬鳴村という伝説が生まれたのか?
それはこの事件が少なからず関係しているのではないかと思われます。
1988年12月6日
ある少年グループが19歳の少年に車を貸してくれともちかけた所、断られた。腹を立てた少年グループは被害少年を拉致監禁。車ごと連れ去り、最後は証拠隠滅のために犬鳴峠で被害少年にガソリンをかけて焼き殺した。
とっ、都市伝説なんだよね!
これは実際にあった事件だ。
殺人事件、地図から消えた村、これらの要素が「犬鳴村」という伝説を作りあげた。
要するにネット民が作りあげた妄想。
じゃあ犬鳴村は存在しない?
犬鳴村は実在するのか?
確かに犬鳴峠にはかつて村があった。犬鳴谷村といい、少ないが村人も住んでいた。
小学校などもあり、普通の村だった。
時代とともに過疎化が進み、周辺の4村と合併して吉川村となった。
村人は別の土地に移住し、集落があった場所は犬鳴ダムの建設により湖底に沈んだ。
これにより地図から消えた。
犬鳴村とは関係ないぞ。
犬鳴谷村は周辺の村との婚姻もあり、閉鎖的な環境ではなかった。差別を受けるといったようなこともなく、ごく普通の山村だったという。
名前が似ているだけかあ。
ちなみに映画『犬鳴村』ではこの犬鳴谷村が犬鳴村という設定になっています。
映画「犬鳴村」
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