今日は「牛乳」について。牛乳の法律的な定義、成分、いつから飲まれているのかなどをわかりやすく解説しています。
ごくごく…。
熊ちゃん、何を飲んでるんだ?
牛乳だよ。クマさんも飲む?
それは…牛乳か?
牛乳だよ。そう書いてある。
うむ。確かに書いているが、まっこと牛乳だろうか。
えっ…どういうこと?
それでは今日は牛乳と言う飲み物について。わざわざ解説してもらわなくても知ってるよと言う方もさらに牛乳を理解できる!
これを読めば、あなたも牛乳博士!
牛乳とは
牛乳とは牛の乳である。
何を当たり前のことを…
まあ聞きたまえ
牛乳は*1定義では以下のものとなる。
成分を調整していないものを牛乳といい、脂肪分を調整しているものを低脂肪牛乳、薄めたり乳糖を分解したものを加工乳、栄養を添加したものを乳飲料とよぶ。
脂肪分は飽和脂肪酸の比率が高く、健康上の懸念のため、低脂肪牛乳が製造されている。この飽和脂肪酸は肉よりも高い。
体にいいものを追求して出来たのが低脂肪乳ということですね。
牛乳の成分
カルシウムやタンパク質が豊富。これも生乳と加工乳では違います。最近は鉄分やカルシウムを加えたものも増えましたね。
また動物性のタンパク質であるため農耕民族の日本人の腸には合わないことも。牛乳を飲むとお腹をくだすという人は、アーモンドミルクや豆乳にしましょう。
粉ミルクの代用品にはむかない
赤ちゃんが飲む粉ミルクの代わりに牛乳を与えるのはよくありません。牛乳はビタミンや鉄分が少なく、赤ちゃんの栄養が不足するからです。お母さんの母乳、または粉ミルクにしましょう。
牛乳はいつから飲まれている?
海外では6000年前から飲まれている記録がある。ただし当時は殺菌法も確立されておらず、腐りやすかったため酪農家だけが飲んでいたようで、安全な飲み物ものとして一般人の口に入るようになったのは19世紀に入ってから。
低温殺菌法が開発され、なおかつコールドチェーンが発達してから。
コールドチェーン
生産・輸送・消費に至るまで継続して低温に保つ物流方法。
殺菌された牛乳は冷蔵の倉庫で管理され、各地にクール便で輸送される。配送先のお店でも冷蔵保存され、購入後も自宅の冷蔵庫で保管される。この安全な流れのこと。
日本ではいつから飲まれているの?
日本でも江戸時代より前から牛乳に近いものはあったようです。
牛乳を飲むと牛になるという迷信が信じられていた時代。少年時代の織田信長が「本当に牛になるか試してやる」と牛乳を飲んだという逸話が残っているんですよ。
また徳川家の8代目将軍、徳川吉宗公の時代にも飲まれていました。ただし日常の飲み物ではなく、病にかかった時の「薬」として用いられていたようです。
明治4年には、天皇が毎日2回飲むという記事が新聞に載ると国民の間に瞬く間に牛乳習慣が広まった。これは明治天皇の人気の高さが伺えますね。
それで明治天皇はタフだったのか?
国民はそう思ったのかもな。
牛乳のまとめ
今回は牛乳についてまとめました。令和3年12月、岸田総理が「ロスになるので牛乳を飲んでください」と国民に呼びかけています。
これ以降も飽和状態になる可能性があるので、ふだんから牛乳を飲む習慣をつけるのもいいかもしれませんね。
*1:日本の法律の定義