ホッキョクグマとは海岸で待ち伏せてアザラシを捕まえる頭のいい危険生物

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ホッキョクグマ。その名のとおり、極地に棲む彼らは氷上で生活しています。時には氷の海に潜ってエモノを狩ることも。

われわれ日本人が動物園でしか見たことがないホッキョクグマ。自然ではどんな生活を送っているのでしょうか。生態から狩りの仕方まで見ていきます。

ホッキョクグマとは

 

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熊ちゃん

今日は白クマか。可愛いな

 

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クマ

可愛い…か?

 

確かに絵や写真でみると白くてもふもふしていて可愛い印象を受けますよね。私たちは動物園の中で泳いでいるシロクマしか知らないのでムリもありません。

 

またシロクマ自身も天敵がいない安全な環境下で生活しているので野性のそれとは姿も力も違います。自分でエサをとる必要がないので衰えてしまうんですね。シロクマに限りませんが、野生の生物は驚くほどにパワフルです。

 

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ホッキョクグマ

哺乳網食肉目クマ科クマ属。

北極に棲む地上最大の肉食動物。

 

シロクマと呼ばれるように白い体毛が特徴的。特殊な毛の構造により光を反射することで白くみえる。毛皮の下の皮膚は実は黒い。

 

☝野生との違い

動物園のシロクマは真っ白ではなく少しクリーム色がかかっています。野生のそれは北極地に降り積もる雪のように純白。

 

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熊ちゃん

シロクマは肉食動物なの?

 

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植物がほとんど無い土地だからな

 

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あ、そうか。北極だもんね…。

 

クマの仲間は多くが草食か、植物よりの雑食性ですが、シロクマはその生息域の環境とまた脂肪を多く必要とするため肉食に進化しました。

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ヒグマの仲間なの?

 

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祖先が同じなんだよ。

 

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ということは当然…アブナイ?

 

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クマ

むろん。北極の危険生物ナンバーワンだ。

 

 

ホッキョクグマを警戒せよ

 

こちらをご覧ください。3000頭のホッキョクグマが暮らすスヴァールバル諸島にある標識です。

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※枠内画像はイメージです。

 

 

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なんて書いてあるの?

 

「止まれ、ホッキョクグマ危険。銃をもたずにこの標識を超えるな」

 

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島で暮らす人々は、ホッキョクグマに襲われた時にすぐ近くの家に逃げられるよう自宅に鍵をかけないという。

 

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熊ちゃん

それ襲われるの前提で日々を生きてるってこと?

 

壮絶ですね。

 

ホッキョクグマの生態

体長は1.6mから2.5m。体重は150㎏から最大で800㎏にもなり、あのグリズリーをも凌駕する個体が存在します。

北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極に生息。

 

白く輝いてみえる毛並みからシロクマと呼ばれる。

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白いヒートテック

 

ヒグマと祖先を同じくするホッキョクグマは極地で暮らすうちに環境に適した姿になっていったとみられている。

その最たるものが体毛で、毛の中心が空洞になっていて熱がほとんど逃げない。脂肪が燃焼される際に熱が発生し、全身をあたためる。天然のヒートテックにより凍てつく海にもぐっても平然としている。

 

ホッキョクグマの狩り

 

ホッキョクグマはアザラシが好物です。氷にあいた穴の近くで待ち伏せて呼吸をするためにあがってきたアザラシを仕留めて食べる。

 

狩りの手法▼

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夏には鳥類や魚、海藻なども食べます。

 

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セイウチに挑んで負ける

 

セイウチを狙うこともあります。

しかしセイウチは1000㎏もあり、体格で負けているためそうそう勝てません。

70回挑んで3回ご飯にありつける程度。効率はよくありませんね。

 

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3回に1回か…最強生物でも生きるのは大変なんだな。

 

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どのくらい移動しますか?

 

ホッキョクグマは一日に70㎞もの距離を移動します。年に換算すると1000㎞にもなり、流氷にのり長距離移動することも。

泳ぎも得意で海にもぐってエサをとることもあれば、エサがある海まで数日泳ぎっぱなしのことも。

ホッキョクグマの首が長いのは泳ぐのに適しています。

 

遊泳中にシャチに食べられる

 

長時間、海を泳いでいるホッキョクグマを狙う存在がいます。それは海の最強生物。

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そう、シャチです。

陸上では最強のホッキョクグマですが、海の中では別の話。

 

シャチは体長8m、体重7200㎏。その巨体で遊泳速度は時速40㎞。これは海の生物の中でもトップクラスを誇ります。

 

人喰いザメで有名なジョーズことホホジロザメでさえ簡単に倒して食べてしまうシャチは海の生態系の頂点にたつ存在です。そんな強すぎる王者に狙われたらホッキョクグマもエサになるしかありません。

 

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ホッキョクグマという生き物

 

さてここからはホッキョクグマについて掘り下げていきます。

 

  • 学習能力が高い
  • 流水タクシーを利用
  • 視力はいい方
  • 毛をかったら黒

 

オスによる子供へのⅮⅤ問題⁉ 

 

ホッキョクグマのメスは一度に二頭ほどの子供を産み、狩りの方法を教えながら二年ほど一緒に暮らします。

 

子育て中のメスはオスを大変こわがります。

理由はオスが子供を食べてしまうから。ホッキョクグマのママはオスを見つけると子供が食べられないよう必死で逃げます。

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ヒグマと交配できる

 

ホッキョクグマとヒグマは祖先が同じ。氷期である約15万2000年前に枝分かれした。

そのため体の構造も似ており、ヒグマとホッキョクグマは現代でも交配が可能で自然界で交配によるハイブリッド(交雑種)が確認されています。

 

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熊ちゃん

ハイブリッド。どんな姿なのかしら。

 

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見た目は白いそうだぞ。

 

もりあがった肩と長い爪などはヒグマの特徴を濃く受け継いでいるそうです。

 

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ホッキョクグマのまとめ

 

今回はホッキョクグマの生態について紹介しました。強くタフなホッキョクグマを見ていると縁戚であるヒグマを思いだします。

当サイトではヒグマによる獣害事件を多数とりあつかっておりますので良ければご覧ください。サメやシャチなどの海の事件も有り〼。

 

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