今日はミル貝漁サメ死亡事故について。1995年に愛知県の伊良湖沖で起きたサメの食害事件です。事故の経緯などを記しています。
ミル貝漁サメ死亡事故
1995年4月9日。
午前10時すぎ。
愛知県の伊良湖沖でミル貝漁をしていた男性(47歳)がとつぜんサメに襲われた。
身内が男性をひきあげたところ、なんと体長6mほどの大きなサメが食いついていた。右肩から腹部にかけて噛まれ、右腕は食いちぎられていた。
ほぼ即死状態だった。
ミル貝漁
ミル貝ってどんなの?
これだ。お刺身が美味いらしい。高級貝だな。
ウェットスーツにボンベを背負って水深25mまで潜るミル貝漁。
地元ではかなりの稼ぎになるらしく、多くの漁師が潜っていたが、この事件の直後はみな恐怖から海に出なくなったという。
体長6m。ホホジロザメと推察されている。
漁の際中に襲われるなんて瀬戸内海の事件と同じだね。
海中で漁に専念しているとサメに気がつくのが遅れるといいます。
また貝や魚の血に誘われて集まってくることも。
サメは海に落ちた一滴の血を一キロ先からかぎつけるといわれており、大変嗅覚が発達した生き物です。
人間を好んで食べるわけではありませんが、魚などを手にしていると一緒に噛みつかれる恐れも。一般の方もスピアフィッシングなどを楽しむ際には注意が必要です。
お腹がすいていなくても機嫌が悪いと襲ってくることもある。
いずれにしても野生動物のこと、人間の思うようにはいきません。海に入る際は十分に気をつけたいところ。