瀬戸内海サメ襲撃事件。タイラギ貝漁でホホジロザメの被害に…


日本の海ではホホジロザメなど大型のサメによる悲痛な事故が過去にいくつも起きています。今日はそのひとつ瀬戸内海サメ襲撃事件を紹介。サメに遭遇しないための注意点などをあげていますが、事件は凄惨な内容なので閲覧には十分注意してください。


瀬戸内海事件

1992年3月に潜水士が行方不明に。のちにズタズタに引き裂かれた潜水服などが見つかったことからホホジロザメに襲われたものと推測された。

瀬戸内海サメ襲撃事件


1992年3月8日午後。愛媛県松山市堀江2.3km。水深22メートルの海底。ヘルメット式潜水器具をつけてタイラギ貝漁をしていた潜水夫が行方不明になった。

この潜水漁を支援していた船の船長によると、海底で作業中の潜水夫から突然。


「上げてくれ」


という救助を求める声が届いた。それから20分ていどかけてやっと引き上げたが…。

回収できたのはズタズタに裂けた潜水服とヘルメットだけだったという。

潜水夫は行方不明で、その後の捜索にもかかわらず、結局発見できなかった。

この辺りの海には複数のサメが生息しているが、事件を調査した専門家たちはホホジロザメに襲われたとの見解を示している。

理由は海水温度。当時の海水温10℃前後で泳いでいられるのはホホジロザメくらいのもの。

体長5m前後だろうといわれている。



ホホジロザメとは


そのホホジロザメ。
全長約6~8m、体重は2000㎏級。
三角形の鋭い歯は刃物のような切れ味で、強力な力で噛みつき獲物を切り裂く。その獰猛な性格から人間との事故が多く、オオメジロザメやイタチザメと並んで世界三大ザメに数えられる。

1580年~2016年4月までの死亡事故件数は80件。

フロリダ自然史博物館サイトより


死亡事故だけの数値なのでケガをした人の数は含まれません。
われわれ人間との事故件数は三大危険ザメの中でもワーストワン。だからこそ危険視されるのですね。


人食いザメはただのイメージ


ハリウッド映画により、すっかり「人喰いザメ」のイメージが板についてしまったホホジロザメ。

実際にはメニューから人をセレクトしているわけではなく、アザラシなど他の哺乳類と間違えて噛みついているのです。

目が悪いためにこうした間違いが起こるわけで、困ったことにサメには試しに噛みついてから食べられるか判断するというクセがあるのです。

事故を防ぐには人間側が気をつけるしかありません。もしあなたがこれから海に入るならサメ知識をお持ちください。

ホホジロザメについて知る


サメに遭われないための5か条


サメに襲われないために覚えておくと役立つ5か条!

  • 夜の海に入らない
  • 光ものを身につけない
  • 出血時は海に入らない
  • サメが目撃された海は避ける
  • 魚を獲る時は要注意


サメは光るものに寄ってくるので夜の海にライトをつけて入るのはやめましょう。そもそも夜の海は危険です!

また嗅覚がおそろしく発達しており、100リットルの水にたらした一滴の血をかぎわけます。ケガをしている時は深い海に入らないようにしましょう。スピアフィッシングなどで魚の血が海水に溶けだすのもサメをおびき寄せる原因になります。




危険な行為を熟知しよう


先述のとおりサメはキラキラと光るものに反応します。このことからアクセサリーや飾りのついた水着は身に着けないのが賢明でしょう。

また「生理の時は海に入らない方がよい?」という疑問があるかと思います。答えはイエス。

サメは目が悪いぶん嗅覚が発達しており、匂いに敏感ですから月経時に海に入るのは避ける、放尿や排便なども避ける。

サメを刺激しないように意識することが大事なんですね。


サメが出た海は危険!


もうひとつ大事なことがあります。
それはサメが最近出た海には入らないということ。

海に出かける際には事前にしっかりと現地の情報を集めましょう。サメについて知るのも効果的です。備えあれば憂いなし。

サメよけグッズを身に着けるのも効果的です。
十分に準備を整えたうえで海のレジャーを楽しんでください.

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